こんにちは。当院の管理栄養士です。
栄養カウンセリングをしていると「貧血には何がいいの?」「坐骨神経痛には??」等とご質問を頂きます。しかし、栄養素はお薬ではないので「〇〇に何がいい」という断片的な考え方はできないのです。
もちろん、貧血には造血ビタミンやミネラル、タンパク質が必要となります。
坐骨神経痛では、その原因となる疾患(ヘルニアや腰痛など)があればその治療を最優先すること、冷え対策、炎症対策、筋力アップなどが課題となります。
症状緩和の為に、ピンポイントで栄養強化しても良いのですが・・・。そもそも栄養素は体の材料なので、普段から不足なく摂取しておく必要があるのです。
予防とは、転ばぬ先の杖のように事前に対策することです。だいたいの方は体調が悪くなってから症状を治そうとして相談されます。症状が出てからでは、改善に時間がかかるので事前に予防することが大切なのです。しかし、症状が無く、痛くも痒くもない状態で予防しても、効いているのか効いていないか全く分かりません。それでも対策することが重要です。
例えば、心と体を強くするには、その材料を強化する必要があります。
その為には、
・心と体の材料強化
・体の機能維持(ホルモンや神経の正常化)
・エネルギー代謝の向上
・細胞分裂の正常化
・活性酸素対策(炎症や酸化・老化対策)
・免疫の強化
など様々な対策が必要です。
その為には、下記の栄養素をバランスよく摂取する必要があります。
・タンパク質
・ビタミン(A・B群・C・D・E等)
・ミネラル(カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛・セレン・クロム・銅・マンガン・モリブデン等)
・ポリフェノール ・・・など
普段のお食事から、これらの栄養素は足りているでしょうか?
どんなに栄養バランスに注意してお食事しても、完璧に足りているとは限りません。食事を叱り食べているのに、風邪を引きやすい人、貧血や坐骨神経痛などの症状に悩まされている人は、必要な場合「お食事+サプリメント」で上記栄養素を強化しても良いと考えます。
まずはマルチビタミン・ミネラルという形式で摂取されても良いですね。もっと強化したい方は、それぞれの栄養素を単品のサプリメントで強化していく方法もあります。この場合、錠剤の数が多くなってしまいますが、確実に栄養価を底上げできます。
しかし、サプリメントを飲んでいるから大丈夫と思って、食事を疎かにするのはいけません。まずは、お食事をしっかり食べて、足りない分をサプリメントで補う方が良いでしょう。
今回いろいろお話しましたが、予防の為には普段から栄養強化をしていく必要があります。一人でお悩みの方は、ぜひ一度当院の栄養カウンセリングでご相談ください。お食事やサプリメントによる栄養強化についてお話いたします。
今年もご一緒に、心と体の健康度を向上していきましょう。
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当院は東京の品川区にある心療内科・精神科クリニックです。
西洋薬だけに頼らない根本治療を目指し、漢方薬、カウンセリング、ヨガ、ヒーリングアート、栄養カウンセリングなどで各専門家がサポートいたします。
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