クリニックブログ

2025.05.25更新

Jメンタル五反田駅前クリニックです。

 

本日は、新しい医師にご勤務いただくことになりましたので、ご紹介したいと思います。

 

渡邉 直樹先生

勤務曜日:火曜日

著書:自殺は予防できる。
日本森田療法学会理事.日本内観学会認定医.日本催眠学
会顧問.日本精神神経学会専門医、指導医.日本芸術療法
学会芸術療法士.子どものこころ専門医.日本老年精神医
学会専門医.精神保健指定医.

 

以下、渡邉先生からのご挨拶です。

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今回当クリニックで週1日外来をもたせていただくことになりました。

これまでわたしは40年以上にわたり様々な医療機関で児童から高齢者までの患者様に関わってきました。

そしていまこれまでの体験を無駄にせずにみなさまのために役立てたいと思っています。

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渡邉先生は「森田療法」という心理療法を専門とされています。

火曜日は外来のご担当をしていただくとともに、

リワークプログラムでも渡邉先生による森田療法の時間を開始することになりました。

 

森田療法という言葉を聞いたことがない、という方が多くいらっしゃると思うので、

本日はとても簡単に、森田療法についてお話をしていきます。

 

「森田療法」とは、精神科医の森田正馬(もりた まさたけ:通称しょうま)により、1920年代に確立された心理療法です。
この療法は「あるがままの自分を受け入れる」という考え方を大事にしています。

例えば、人前で話す時に、緊張して胸がドキドキしたり、妙に落ち着かなくなったりすることは、多くの方が経験したことがあるのではないでしょうか。
“上手に話したい”という思いが強い人は、「緊張や動悸さえなければ、もっと上手く話すことが出来るのに……」という気持ちが、人並み以上に働きます。
そのため、「緊張を取り除こう」「動悸を鎮めよう」とする気持ちが強く働くため、かえって緊張感を増幅させてしまう、という悪循環に繋がります。

このような時は、
「人間なら、誰もが感じる緊張や動悸を、どうこうしようと足掻いても、所詮無理なこと。むしろ、緊張を感じたまま、あるがままにしておいて、『上手に話す』という目的だけに集中してみてはどうだろうか? 一生懸命話すことこそ、成功の秘訣であり、自分らしさの発揮にもなる」と促すのが、森田療法です。


森田療法の創始者・森田正馬は、自身が「病気のデパート」と言われるほど、ありとあらゆる神経症(心気症)的病に苦しめられ、

その解決法として、森田療法を生み出しました。
その森田正馬の持っていた症状は、現在「森田神経症」と呼ばれています。

 

「生」の欲望が強すぎたり、「健康でありたい」という気持ちが強すぎたりする人は、

些細な症状も深刻に捉えすぎて、思い悩み、却って健康を害することがあります。
このような神経症を、森田神経症と呼びます。
自分の失敗や恥を過剰なまでに思い悩み、それらに対する「恐れ」を抱きやすい完璧主義タイプの人に、この神経症は多く見られるといわれます。

森田療法を簡単に紹介してみました。
完璧主義かもしれない、森田療法の考え方が気になるという方は、
下記の森田理論のポイントを参考にしてみてください。


①あるがまま
自分の良くない感情、嫌な感情、つらい感情もそのままに感じ、受け入れる
②「気分本位」ではなく「行動本位」
気分や感情を重視せず、行動を重視する。
行動は自分でコントロールしやすい。
③外相整えば内相おのずから熱す
心が苦しくても、行動や態度(外相)を整えれば
不快な感情が消える。そして心の形(内相)も整う
④60点でもよしとする
100点か0点かではなく、60点でも続けることが大事

 

森田療法がどんなものか少しつかんでいただけたでしょうか?

あくまでも簡単な説明になりますので、

まずは渡邉先生の時間に受診していただいたり、休職中の方はリワークプログラムのご検討をしていただいたりをおすすめします。

ぜひご検討してくださいませ。

お問い合わせ、ご来院をお待ちしております。


*****
当院は東京の品川区にある心療内科・精神科クリニックです。
西洋薬だけに頼らない根本治療を目指し、漢方薬、カウンセリング、ヨガ、ヒーリングアート、栄養カウンセリングなどで各専門家がサポートいたします。
お気軽にお問合せください。
Jメンタル五反田駅前クリニック
住所:東京都品川区西五反田2-5-2 五反田東幸ビル7F
電話番号:03-3491-7773

 

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

2025.05.12更新

Jメンタル五反田駅前クリニックです。

GWが明け日常を取り戻してきたでしょうか。

GW中、普段と異なる生活スタイルが大きかった方は、リズムを取り戻すことを意識してくださいね。

 

さて、今日は「慢性疲労症候群」という病気を紹介したいと思います。

Chronic Fatigue Syndromeという英語名から「CFS」ともよばれます。

 

慢性疲労症候群とは、十分に休息をとっても回復せず、強い疲労感が続くという症状の疾患です。

日常生活に支障をきたすほどの重度の疲労感に加え、

頭痛、筋肉痛、関節痛、記憶力・集中力の低下などの症状がみられます。

原因は不明ですが、ウイルス感染やストレスが関与していると考えられています

 

主な症状は以下のとおりです。

・強い疲労感

十分な休息でも改善しない、日常生活に支障をきたすほどの疲労。

仕事や育児など、疲労の原因がわかる場合は慢性疲労であり、慢性疲労症候群とはなりません。

 

・頭痛、微熱、喉の痛み、筋肉痛、関節痛

代表的な症状として微熱があります。平熱より0.5~1.5℃程度高い熱が半年以上持続し、解熱鎮痛剤などを用いても熱があまり下がらないことも特徴といえます。

体の痛みも特徴的な症状です


・記憶力・集中力の低下

思考力や記憶力も低下し、日常生活に支障をきたすことがあります


・睡眠障害

睡眠の質が悪くなったり、過眠や不眠などの症状も伴ったりします

 

・気分障害

うつ病に似た症状がでて、気分の落ち込みが続くことがあります

うつ病は午前に症状が重くなる傾向がありますが、慢性疲労症候群は午後に憂鬱な気分が強まる傾向があります

 

・その他

倦怠感、微熱、リンパ節の腫れ、咽頭痛などもみられます

 

 

血液検査や画像検査で異常が見られない場合、他の病気の可能性を考慮しつつ、慢性疲労症候群と診断されます。

治療法としては、原因不明のため、症状を緩和するための対症療法が中心です。
鎮痛剤、睡眠導入剤、漢方薬などが用いられたり、最近では、抗炎症治療や抗酸化治療の有効性が注目されています。

 

当院は漢方薬も処方している診療内科です。

また、カウンセリングでストレスの根本的問題を解決するお力にもなれます。

「もしかしたら、自分は慢性疲労症候群かもしれない…」
というお悩みをお持ちの方は一度ご相談くださいね。

 

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当院は東京の品川区にある心療内科・精神科クリニックです。
西洋薬だけに頼らない根本治療を目指し、漢方薬、カウンセリング、ヨガ、ヒーリングアート、栄養カウンセリングなどで各専門家がサポートいたします。
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投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

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