『ひきこもり』-家族は「待てばいいの?」「押せばいいの?」‐その②【JR五反田駅西口出てすぐの心療内科・精神科 Jメンタル五反田駅前クリニック】
2019.06.24更新
前回『ひきこもり』から脱出するには、「待つ時期」と「押す時期」があるとお伝えしましたが、
今回は「待つ時期」についてお話します。
まず知っていただきたいのは、ひきこもりの状態になっている方に共通しているのは、
『人との関係の中で何らかの傷つき体験がある』、ということです。
傷つき体験は、いじめ、パワハラ等原因と結果がはっきりしたものから、
「何故か分からない・・・」けど「出かけようとすると吐き気がするようになった」「徐々に朝起きれなくなっていった」と、
ご本人も傷つきを自覚できていないまま、身体の症状として現れることも珍しくありません。
そういった状態の方々に必要なのは、傷つき体験からの回復です。
回復している期間は、ご家族には「待って」いただくことになります。
回復のために有効な対処法は各々の方によって違ってきます。
何日間かゆっくりとお家での生活を過ごすことで回復される方もいます。
でも期間が長引いていたり、体調が回復に向かわないようでしたら、
もしかしたらお薬を飲んだり、カウンセリングを受ける等の治療が必要な方かもしれません。
「治療を受ける程ではない」「大したこともないのに相談しても」と思われることもあるかもしれませんが、
どんな症状においても「早めに」「軽いうちに」が早期の回復の第一歩です。
どんなことからでも構いませんので、まずはご家族が相談されてみませんか。
Presented by. Jメンタル五反田駅前クリニック(精神科・心療内科・漢方内科)
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