ADHD~その症状と理解~
2017.07.01更新
皆さんは、注意力が持続しなかったり(=不注意)、
順番が待なかったり、しゃべりすぎてしまったり(=多動性)、
思い立ったら直ぐに行動しないと気が済まなかったり(=衝動性)
……というご経験はありませんか?
これらのことは、多かれ少なかれ、
皆さんご経験がお有りかと思いますが、
これが子供のころから継続的に見られ、
社会的・学業的・就業的に、直接悪影響を及ぼす程である時には、
ADHD(注意欠陥多動性障害)という診断名がつくことがあります。
この特性を持ちながらの日々の生活は、色々困難が付きまといます。
子供の頃であるならば、学校で先生に叱られることは多いですし、
大人になってからでも、
上司や同僚から不真面目に見られがちであったり、
衝動的に職業を変えてしまいたくなったり、
また相手のペースに合わせることも苦手なので、
コミュニケーションも独りよがりになりがちで、
人間関係のトラブルも抱えやすい特徴があります。
必ずしもこの診断名がつくほど症状が重くない方でも、
こういう特性が見られる場合、
見られない方よりも日々の生活で不適応を起こしやすく、
よってストレスも溜まりやすくなります。
その結果、抑うつ症状、中にはうつ病を発症される方もいます。
もしこのような傾向が思い当たるとき、
まずは自分の特性を客観的に受け止め、
その特性に応じた工夫をしながら過ごしていくことが大切です。
当院では、ADHDの診断はもちろんのこと、
必要に応じて、それらの症状を緩和するための投薬もあります。
また必要に応じて、カウンセラーが寄り添い、
日々の工夫や、ストレス対処法について一緒に考えていきます。
どうぞお気軽にご相談下さい。
Presented by. J戸越銀座クリニック
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