Jメンタル五反田駅前クリニックです。
私たちが何か失敗をしてしまった時、その思考には大きく分けて「3つのタイプ」があるとされています。
1つ目は、「外罰型」といって、責任の所在を自分以外に求めるタイプ
2つ目は、「内罰型」といって、全ての責任は自分にあると考えてしまうタイプ
3つ目は、「無罰型」といって、責任の所在を深く追及しないタイプ
外罰型の方は、失敗したというストレスを外にぶつけており、自分を責めて悲観的になることはあまりありません。
しかし、周囲の人からは「何でも人のせいにする無責任なやつだ」と思われかねないので、その点は注意が必要です。
誰も責めない無罰型は、温厚な楽天家と言えるでしょう。
その反面、問題をはぐらかしたり、うやむやにしてしまったりする所があります。
このような性格はストレスは溜まりにくいのですが、問題を先送りにしてしまうため、後で身動きが取れなくなってしまう可能性があります。
そして、この3つのタイプの中で最もストレスを溜めてしまいやすいのが内罰型です。
例えば、部下の失敗を自分の指導力不足のせいだと考えてしまう上司、夫が浮気をするのは自分に魅力がないからだと自己卑下してしまう妻、などなど…。
内罰型の人は自分のミスは勿論のこと、他人のミスまでをも自分の非にしてしまいがちです。
さらに、他人のミスの尻拭いまでやってあげてしまうため、常に責任を押し付けられてしまいます。
このようにして、「やはり自分が悪いのだ→だから自分はダメ人間なのだ」という思考の悪循環に陥ってしまいます。
失敗した時には反省も必要ですが、必要以上に自分を責めても自分が辛くなってしまうばかりです。
内罰型の傾向がある方は、「失敗しても人生すべてが終わるわけではない!」と、少し楽観的に、気楽に物事を考えてみてはいかがでしょうか?
それでもどうしても自分を責めてしまうという方には、「セルフ・ハンディキャップ」といって、事前に予防線を張るという手があります。
例えば、学生時代、試験前にテレビに見入ってしまったり、大きな大会の前に練習をさぼってしまったり、といった経験はなかったでしょうか?
これは結果が振るわなかった時のために、無意識の内に「テレビを見てしまったから」、「あまり練習をしなかったから」という言い訳、つまり、セルフ・ハンディキャップを用意していたわけです。
これと同じように「徹夜で資料を作ったから」、「二日酔いだったから」といったセルフ・ハンディキャップがあれば、自尊心は傷つかずに済みます。
もしも、あまりに過剰に自分を責めすぎる傾向があるようであれば、適度にセルフ・ハンディキャップを用いて、心の負担やストレスを軽減することを考えて良いのかもしれません。
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