昨日、都内の新型コロナウィルスの新規感染者の数が50人を切りました。
なぜ減り続けているのかというのは専門家の方でもわからないそうですね。
コロナ禍は私たちの生活に多くの変化をもたらしました。
仕事面でも、ビデオ会議アプリの普及、リモートワークの拡大、オンライン面接などが一般的になりました。
以前リモートワークが苦手な人に関することを書きましたが、
今回はリモートワークのコツについてです。
リモートワークの難しさは、一言でいうと「視覚情報の制限」にあると考えられます。
「視覚情報の制限」による難しさは主に2つの面で生じます。
一つは、オンオフの切り替えの難しさ、
もう一つはコミュニケーションの難しさです。
今回はオンオフの切り替えの難しさへの対処法をお伝えし、
次回、コミュニケーションの難しさへの対処法をお伝えしたいと思います。
「視覚情報の制限」によるオンオフの切り替えの難しさとは・・・
出勤する場合、私たちは仕事に出かけるために外見を整え、
仕事をするために確保された時間の中で、仕事をするためのPCのあるデスクに着いて業務に集中します。
そして、疲れを覚えるとトイレに行ったり、自動販売機で飲み物を買ったりして小休憩をとり、また業務を再開します。
しかし、リモートワークではどうでしょう。
朝私たちの視界に広がっているのは、
それまで寝ていた布団、寝起きの髪型と顔、趣味関係の物や普段食べている物、散らかった部屋などです。
まったく「プライベート」と「仕事」の境界線が引かれていない状態です。
この状態で職場にいるように仕事をしようと思っても非常に難しいでしょう。
そのため、「プライベートモード」と「仕事モード」のメリハリをつけることが鍵となります。
具体的には、
①空間を区切ってメリハリをつける
寝たりリラックスするための部屋とは別に家の中に仕事用のスペースを確保すること。そこには仕事で使わない物は持ち込まないこと。
ウォークインクローゼットやキッチンの一角など狭くてもいいので場所を確保しましょう。休憩を取る時はリラックスするための部屋に移動します。
②時間で区切ってメリハリをつける
リモートワークは個人で作業に集中しなければいけない時間も多いと思います。
何分から何分まで作業に集中し、何分から休憩をとるかアラームをつけたりして区切りましょう。
③外見を利用してメリハリをつける
休憩するための部屋に行ったときに寝起きの格好のままではまた寝てしまうかもしれません。仕事のある日は髪型を整え、仕事着に着替えましょう。
外見を整えることで仕事モードに切り替えることができます。
このような行動をしやすくするためのコツは当院リワークプログラムでもお伝えしております。
「うまくいかないな」と感じられることがありましたら、ぜひ専門家に相談してみてください。