クリニックブログ

2021.05.18更新

早くも梅雨に入りましたが、寒暖の差が激しい今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?

先月、緊急事態宣言が再発令・拡大され、再び在宅勤務となった方もいらっしゃるかもしれません。

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今回は、最近聞くようになった「テレワークうつ」についてです。
「テレワークうつ」の原因としては、様々な原因が考えられますが、大きく3つの原因が考えられます。
その3つとは、

① テレワークによる体内時計の乱れ
② テレワークでのオンオフの切り替えの難しさ
③ そのほかのストレス要因

です。

順に説明していきます。


① テレワークによる生活リズムの乱れ

 まず、テレワークになると通勤時間がかからなくなるため、人によっては起床時間が遅くなるとともに就寝時間も遅くなることが考えられます。また、これまで出勤時に日光を浴びることで体内時計をリセットすることができていたのに、朝に日光を浴びる機会が減って体内時計が狂ったままになるということも考えられます。そのため、就寝する時間になっても眠れないということになりかねません。睡眠障害は、うつとは切っても切れない関係にあります。

 

② テレワークでのオンオフの切り替えの難しさ

本来、人間の身体は活動時には交感神経が優位になり、休息時には副交感神経が優位になることで、オンオフを切り替えています。しかし、テレワークになり、本来休息をする自宅でも仕事をしなくてはいけないとなると、必然的に副交感神経が優位になる時間が減ってしまいます。そうなると、常にオン(活動モード)のまま十分に疲労が回復できず疲れを持ち越してしまうということが考えられます。また、交感神経ばかり働くと、睡眠の質は低下し、疲労は蓄積され、不安や緊張は高まります。

 

③ そのほかのストレス要因

コロナ禍での先行きの見通しの利かない不安、寒暖の差、テレワークでの慣れない作業(PC作業、相手の顔が見えない状態でのコミュニケーションなど)…このようなものは全てストレス要因になります。また、コロナ禍でストレスを解消する機会がなかなかないという方もいらっしゃることでしょう。

 

 

このように見ていくと、テレワークもストレスのかかりやすい状況だと言えますね。
まず、この機会にストレスに強くなるための土台作りとして、生活習慣の見直しからしてみてはいかがでしょうか。
具体的には、午前中に朝日を浴びる時間をつくること、就寝の5~8時間前にはカフェインを控えること、就寝時には体を冷やさないことなどです。


 生活リズムを整えるために、午前からリワークを利用するというのもオススメですよ!

 


Presented By.Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科)

 

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

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