こんにちは。
1都3県の緊急事態宣言がようやく解除されました。
まだ完全なコロナ終息とまではいきませんので、
引き続き注意して生活していきましょう。
さて、コロナ禍でマスク生活が1年以上続き、
もはや私たちの生活にマスクがあることが当たり前になっています。
そんな中、なんだか頭がボヤっとしたり、
変な頭痛に悩まされている人が増えているようです。
それはマスクの弊害かもしれません。
日常生活の大半の時間をマスクを着けて過ごしていることで、
自分の吐いた息に含まれる二酸化炭素を吸込み、
二酸化炭素過多状態が起こります。
これが片頭痛を引き起こすと言われているのです。
また、マスクの圧迫による耳の傷みから、
緊張性頭痛が生じるケースもあるそうです。
何かに圧迫され続けている状態では、常に緊張状態が続きます。
これが大きな原因でしょう。
その他、マスクの弊害としては、顔や耳の皮膚がかぶれて炎症をおこしたり、
表情筋を使わなくなることで、顔のたるみやむくみを生じる場合もあります。
これにより、マスクを取った顔が急に老け込むなどのショックな事態に
悩まされている人もいるのです。
ではどんな対策をすればよいのでしょうか。
まず、マスク頭痛に対しては、1時間に1回1分でもいいので
マスクを外して換気をするといいでしょう。
その際にはソーシャルディスタンスが保てる安全な場所で行う必要があります。
現状、難しい場合も有りますが、可能なタイミングや場所があれば
心掛けてトライしてみましょう。
水やお茶などの水分摂取もマスクのせいで不足しやすくなっています。
水分不足による頭痛も起こりやすいので水やお茶を飲むタイミングで
マスク換気を行うのも一石二鳥ですね。
耳の傷みによる緊張性頭痛は自分の顔の大きさに合った
マスクを装着することで対策できる場合があります。
耳の痛くならないマスクなども販売されていますので
自分にあった物を探してみましょう。
最後に表情筋の衰えには顔ヨガや顔のマッサージが有効です。
顔ヨガとは、表情筋を鍛えることに特化したヨガです。
一般的にお風呂では一人でリラックスできるスペースです。
お勧めは、お風呂に入りながら顔を洗うタイミングにカッサなどで
顔の筋肉をほぐし、ついでに顔ヨガで表情筋の筋トレをすることです。
まずは上を向きながら、「アイーン」の顔をしてみましょう。
顎の筋肉が刺激され、二重あごの防止に役立ちます。
「顔ヨガ」にご興味のある方は、当院のリワークとして金曜午後に隔週で行っている「筋トレヨガ」を一度体験してみて下さい。皆様のお越しをお待ちしています。
まだしばらくの間、マスク生活は続きそうですね。
たとえマスクの中でも、日頃から口角を上げて笑顔で生活するよう心がけていきましょう。
Presented by. J メンタル五反田駅前クリニック(心療内科・精神科・漢方内科)