新型コロナ状況下に負けないメンタルヘルスの維持、本日が5回目です。
内容はずばり『読書の勧め』です。
ローマ時代の哲学者セネカは、このような言葉を残しています。
『生きている限り、どう生きるべきかを考える続けるのだ』と。
悠久の歴史の中では、今の時代よりも、生きるのに必死だった時代、
めまぐるしい変化に見舞われた時代、明日の命の保証さえない時代もありました。
しかし、私たち人間は、その持てる創造性、想像力、発想力、道徳心、理性・理想を持って、
乗り超えてくることが出来たからこそ、今の私たちがいます。
そしてそれらの能力を磨く上で、最上の営みが『読書』に他ならないのです。
哲学者のヘンリー・デイヴィッド・ソローは自身の著書の中でこのように述べています。
『(書籍の中には)恐らく、まさに我々が置かれている状況に向けて語られた言葉があるのでしょう。
そういった言葉はしっかりと聞き取り、理解することさえ出来れば、
朝よりも、春よりも、生活に役立つものとなって、我々の物の見方すら一変させてくれることでしょう。
どれほど多くの人々が、一冊の本を読むことで人生の新たな時期を拓くことができたでしょうか。
そういた本は、我々の身に起きた奇跡を解明し、新たな奇跡をあらわすために存在しているのでしょう』
テレビや携帯からは絶えず、心を不安にさせるようなニュースが流れてきています。
そんな今だからこそ、心を平静にし、落ち着きを取り戻し、さらなる叡智を得るために、
『読書』というものが持つ価値を再検討されては如何でしょうか。
Presented By.Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科)