クリニックブログ

2020.04.28更新

新型コロナ状況下に負けないメンタルヘルスの維持、本日は「6回目」となります。

 

私たちはよく「悲しいから、泣く」というように考えます。

しかし、心理学では「泣くから、悲しいのだ」というように考える説もあり、

この両者(キャノン=バード説vsェームズ=ランゲ説)は今のところ、

どちらが正解かという確証はなされていません。

つまり、「楽しいから、笑う」ことも有り得る一方、

「笑うから、楽しいのだ」と感じることもあると言えます。

 

話は変わりますが、「パワーポーズ」という言葉を耳にした方はいらっしゃられませんか?

これは自分が自信を持てない時に、敢えて意識的に胸を張り、姿勢を正し、ゆったりと呼吸をしてみることで、

自ら自信を持たせようとするテクニックです。

他にも、敢えて口元の口角を挙げて笑顔を作ってみる両手を大きく上げてバンザイのポーズを作ってみる

俯くのではなく顔を少し上げてみる……といったものもこのテクニックの中に入ってきます。

私たちは不安になると、顔は俯きがちになり、表情も乏しくなり、姿勢も猫背になって、

身体全体が縮こまってしまうことが多々あります。

但し、逆説的に言えば、そのような姿勢や表情を取れば、私たちは「不安」の感情を惹起させやすくなるとも言えるのです。

 

こんな世の中だからこそ、せめて、口角を上げ、堂々と胸を張り、ゆったりとした呼吸を意識してみてはいかがでしょうか

そうすれば、自然とパワーポーズと同様の効果が生じ、

前向きな気持ちや落ち着いた気持ち、自信が湧いてくることでしょう。

身体の姿勢やポジショニングから不安を引き起こすことだけは避けたいものです。

 

Presented By. Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科)

笑顔

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

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