東京オリンピックも終わり、
夏の暑さも緩やかになってきました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
突然ですが、
当院のブログは主にカウンセリングに従事している複数の臨床心理士が書いております。
最近インターネットで話題になった事柄の中で個人的に気になるものがありましたので
少し書かせていただきたいと思います。
カウンセリングというと、カウンセラーの人がどんな話でも「うんうん」と否定せずに聞いてくれるイメージをもたれている方が多いと思います。
そのような現在のカウンセリングのイメージをつくったといっても過言ではない人が、カール・ロジャーズという心理学者です。
カール・ロジャーズは「セラピーによるパーソナリティ変化の必要にして十分な条件」という有名な論文の中で
カウンセリングを受けた人が変化するには、
カウンセラーに3つの基本的な態度が必要ですよと言っています。
その3つとは、
1.受容
※無条件の肯定的関心とも言います
2.共感
※共感的理解とも言います
3.真実性
※自己一致とも言います
です。
カウンセラーの態度としては、
相談に来た方の性別、年齢、国籍、外見、地位、経済的な状況などのあらゆる条件がどうあろうと無条件に関心をもち(受容)、
自分勝手な理解ではなくあくまで相談に来た人の見方・感じ方を理解しようとし(共感)、
嘘偽りない態度で接すること(真実性)が基本であるとされています。
この考え方は臨床心理士の行うカウンセリングの中で、これまでもずっと大切にされてきたものです。
当院でももちろん大切にしておりますので、
カウンセリングをお考えの方はどうぞ安心してご利用くださいませ。
C.R.ロジャーズはカウンセリング
熱中対策についてとコロナウイルス感染予防についての配慮のメッセージを