クリニックブログ

2020.05.13更新

「新型コロナ状況下に負けないメンタルヘルスの維持」、今回は10回目です。

以前、このシリーズで「口角を上げてみよう」というお話を書いたと思います。

人は「楽しいから、笑顔になる(=口角が上がる)」ことと、

「笑顔になる(=口角が上がる)から、楽しくなる」ことの両面がある、という内容でした。

その発想とも繋がってくるのが、本日のお題でもある「上を向いてあるこう」です。

 

先の笑顔(口角を上げる)ことと同様、

人は「上を向いて歩く」と幸せになれる、という研究が実際にあります。

上を向いて歩くことで、脳が「今は楽しい気分なんだ!」と感じてくれるそうです。

 

加えて、上を向いて歩くようにすることで、姿勢が以前より良くなり、

実際に、肺も開いて呼吸が楽になり、清々しい気分になる効果があるほか、

いつもはさほど気にしていなかった、綺麗な青空や夕焼け、星空や満月に気がついたり、

その時期折々の満開の花々(今はツツジでしょうか)に目が向いたりと、

“見える世界が変わる”ことで、ささやかな日々の喜びを感じることもあるでしょう。

 

但し、この方法は「歩きスマホ」をしながらではできないのがミソとも言えます。

実は「歩きスマホ」をしている人を、後ろから眺めてみると、

それはまるで、落ち込んで、気分が塞ぎ、

下を俯きながらトボトボと歩いている姿と酷似しているそうです。

つまり「歩きスマホ」をすることは、心理学的に言うと、

自ら元気がなくなるポーズを作っているとも言えるそうなので、

ドキリした方は、試しに今日は、上を向いて歩いてみましょう!

人によっては、それをたった1週間続けたことで、

如実に気分に良い変化が現れる方もいるそうです。

 

Presented By.Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・精神科・漢方内科)

つつじ

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

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