クリニックブログ

2020.04.18更新

「新型コロナ状況下に負けないメンタルヘルスの維持」のシリーズ第3回目は、

『負の自己暗示を自分に掛けてしまってはいませんか?』です。

 

私たちは、自分でも気がつかない内に、

様々なことを頭の中で思い巡らしています。

例えば、「しまった!どうしょう…」といった瞬発的に頭に浮かぶもの(これを「自動思考」と言います)から、

そこから派生してしまい「挽回できるかな?不安だな…」といったような何度も繰り返し頭の中でリフレインさせてしまうものまで、

実に多種多様です。

そして、そういった時は、気持ちが後ろ向きになり、活力や自信が低下し、何をするにも心配や不安になってしまう…という悪循環に陥ってしまうことはありませんか?

実はこれは、自分で無意識の内に『負(ネガティブ)な自己暗示』を掛けてしまっている状態なのです。

 

人は20分以上、同じ考えをリフレインしている時、その後で解決策(妙案)が浮かぶということは殆どない、とも言われています。

つまり、心配や不安な気持ちになって20分以上気持ちが沈んでしても、その後良い方向に物事は展開しにくいのです。

とっさに「しまった!どうしよう…」と思ってしまうことは誰でも、どんなポジティブな人でもあることです。

ただ、ポジティブな人はその後、例えば『大丈夫、何とかなるさ!』『ちょっと落ち着いて深呼吸してみよう』というような

ポジティブな自己暗示(自分への言い聞かせ)を即座に掛けているのです。

そのことで、気持ちが徐々に落ち着いていき、冷静にもなり、前向きで建設的な行動に繋げていくことができると言われています。

 

自分自身でうっかり『負の自己暗示』を掛けてしまいそうになった時(あるいは、掛けてしまった時)

その後すぐに、それを打ち消す『ポジティブな自己暗示』を掛けることを、試してみて下さい。

 

慣れない内は大変かもしれませんが、徐々に、「あれ?最近ちょっとのことでは動揺しなくなったな」、

「精神的にタフになってきたような気がする」といった実感が伴ってくることでしょう。

 

Preseted By. Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科)

菜の花

 

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

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