今回は「押す時期」についてお話します。
前回までは「待つ時期」において、ご本人は回復に専念していただき、
ご家族には安心して回復できる環境作りに取り組んでいただくと、お伝えしました。
ご本人が回復されたら、「待つ時期」から「押す時期」に変わっていきます。
ご家族から、ご本人に外に出て、社会に繋がることを少しずつ促すことが必要になります。
ただし「明日から活動できる」といった急な変化ではありません。
各々の方にあった、徐々の変化を促していきます。
ボランティア等の何らかの社会活動に参加したり、
クリニックですと、デイケアに参加するというのも一つの方法です。
まずはご本人が「これならやってもいい」というものを探してきます。
この時期のご家族の重要な役割は、「情報提供の窓口」です。
どんなことがご本人の興味や関心を引き、意欲に繋がるかは、内容やタイミングを含めて千差万別です。
慎重で粘り強い、でも押しつけがましくない関わりが必要とされます。
「そろそろ動きそうなんだけど、何を言えばいいかわからない」そんな時は是非ご相談ください。
Presented. By Jメンタル五反田駅前クリニック(精神科・心療内科・漢方内科)