クリニックブログ

2023.09.18更新

Jメンタル五反田駅前クリニックです。

 

先日はストレスとは何かというお話をしました。
今回は、ストレッサー(ストレス反応を起こす外部刺激)に影響を与える「認知評価」「ストレスコーピング」について紹介します。

 

●認知評価
同じ状況でも捉え方、感じ方は人それぞれです。
皆さんは学生時代にクラス替えを経験したり、職場で異動したりという新しい環境に変わったという経験はありますか?
そんなとき、どのように感じるでしょうか。
「新しい環境ってわくわくするな。楽しみだな」と思う人、
「うまくやっていけるのかな・・」と不安が強くなる人、様々だと思います。
このように、ストレッサーに対し私たちは「評価」をします。
その評価の違いにより、ストレス反応も違ってきます。
つまり、同じ状況でも人によって感じ方が違うので、ストレスを感じる人がいれば、感じない人もいる、ということです。
また、ストレスを感じた場合でもその程度には差が出てきます。

 

●ストレスコーピング
ストレッサーにうまく対処しようとすることを、ストレスコーピングといいます。
コーピングには複数の分類がありますが、主には次の2つに分けられます。

 

① 問題焦点型コーピング
ストレスの元となっている問題に直接アプローチする方法です。

・苦手な人との距離をとる、会わないようにする
・長時間労働がつらい場合、上司に相談し仕事量を減らしてもらったり、作業効率を改善していく

このように、ストレスの元を根本的に解決するために、環境や自分自身を変化させようとする方法を問題焦点型コーピングといいます。


情動焦点型コーピング
今度は、問題に焦点をあてるのではなく、自分の感情に焦点をあてる方法のことを情動焦点型コーピングといいます。


・つらいときに誰かに聞いてもらい、気持ちを落ち着けたり整理したりする
・ネガティブな気持ちのとき、見方をかえてポジティブに考えてみる

 

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他には、好きなことに時間を使いリフレッシュをしたり、ヨガや呼吸法等のリラクゼーションを取り入れたりする方法もあります。
様々なストレッサーに対応するためには、コーピング方法に偏りがあるよりも、コーピングのレパートリーは多い方がいいとされています。

 

まずはこの二つに関して、自分はどのような傾向があるのかを知ること、これがとても大事になります。
ご自身について、少し考えてみてはいかがでしょうか。
もし偏りがあると感じたとしたら、いつもとは違う対処方法をとってみたり、組み合わせてみるのも良いと思います。

 

認知については、一人で認知をかえていく(認知を広げる)のは難しいと感じるかもしれません。
そのような場合、ぜひ当院にご相談ください。
医師や臨床心理士が一緒に考えさせていただきます。

 

今回はストレス反応に影響するといわれる「認知評価」「ストレスコーピング」について説明させていただきました。
ストレス社会と言われている世の中です。
ストレスと上手に付き合っていくために、ご参考にしていただければと思います。

 

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当院は東京の品川区にある心療内科・精神科クリニックです。
西洋薬だけに頼らない根本治療を目指し、漢方薬、カウンセリング、ヨガ、ヒーリングアート、栄養カウンセリングなどで各専門家がサポートいたします。
お気軽にお問合せください。
Jメンタル五反田駅前クリニック
住所:東京都品川区西五反田2-5-2 五反田東幸ビル7F
電話番号:03-3491-7773

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

2023.09.03更新

Jメンタル五反田駅前クリニックです。

今日は私たちが日常的に用いる「ストレス」という言葉についてお話したいと思います。

 

ストレスとは「外部からの刺激等により身体の内部に生じる反応」のことをいいます。

 

ストレスという言葉は、元々物理学の分野で使われており、物体の外側からかけられた圧力によって歪みが生じた状態を言います。
ストレスを風船に例えると、風船を指で押さえる力を「ストレッサー」ストレッサーにより風船が歪んだ状態を「ストレス反応」と言います。
医学や心理学の領域では、こころや体にかかる外部からの刺激をストレッサーと言い、ストレッサーに適応しようとして、こころや体に生じたさまざまな反応をストレス反応と言います。(厚生労働省「こころの耳」より)

 

ストレッサーには・・
① 気温・湿度・騒音などの物理的ストレッサー
② 薬害・酸素の欠乏・栄養不足などの化学的ストレッサー
③ ウイルスや細菌による病気・花粉のようなアレルギー反応などの生物的ストレッサー
④ 人間関係・仕事や家庭での問題などの心理社会的ストレッサー

 

このような4つの種類があります。
私たちが日常的に用いるストレスという言葉は、4つ目に心理社会的ストレッサーのことをさすことが多いと思います。

 

次にストレス反応は心理面身体面行動面に出てきます。
ストレッサーへの反応は、生体に備わった適応的なものですが、もしストレッサーに長期間さらされたり、強いストレッサーにさらされた場合、適応的でないストレス反応が生じる可能性があります。
つまり、ストレス反応にうまく対処できないと、メンタルヘルス不調に繋がるかもしれません。。

 

そのためストレスへの対処はとても大事なお話です。
次回はストレス対処や、ストレス反応を理解するために重要な「認知」について・・お話していこうと思います。

 

 

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当院は東京の品川区にある心療内科・精神科クリニックです。
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投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

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