発達障害について

発達障害について

近年、『発達障害』という言葉が急速に注目をされています。
中でも『大人の発達障害』というものが周知されてきつつあります。

 

実は、発達障害には大きく3つのカテゴリーが存在します。
1つ目が『自閉(スペクトラム)症』
2つ目が『注意欠如・多動性障害(AD/HD)』
3つ目が『(限局性)学習障害(LD)』です。

 

この中の1つにカテゴライズされる方もいらっしゃられる一方で、複数のカテゴリーの要素を含んだ病態を示される方も少なくはありません。

それゆえ『発達障害』は、『広汎性発達障害』とも呼ばれ、患者様の数だけ多様な病態があるとも言われています。 

自閉(スペクトラム)症とは?

自閉症(DSM-Vより『自閉スペクトラム症』『自閉スペクトラム障害』に名称変更)は、主に次のような特徴を有しています。

 

・自閉的な孤立
・言われた言葉をオウム返しに繰り返す(反響言語)
・言葉の発達の遅れや歪み
・優れた機械的記憶力
・パターン化した行動を好む(常同行動・こだわり行動)
・いつもと同じがよく、変化するとパニックになる(同一性の保持)
・感覚の過敏性

 

この障害を持つ方は、程度の差はあれ、親御さんに「うちの子は他の子とは何か違うような気がする…」といった奇異な感覚を与えることが多く、1歳児検診・3歳児検診・就学前検診などで、自閉症であることを医師より伝えられる、というパターンが多くみられています。

 

近年頻繁に言われるようになった、所謂『大人の発達障害』の方々は、こうした幼児期・学童期における発達検診では、まずは問題なしとされる方々が殆どです。中には大学・大学院まで出ていらっしゃられる極めて高学歴な方も少なからずいらっしゃられます。

 

このように、学生時代においては問題なく過ごされてきた方が、就職され社会人になられた際に、何故か周りと上手くコミュニケーションが取れなかったり、効率の良い仕事(マルチタスク)の組み方ができなかったり…といった困難にぶつかってしまった際、学生時代には見逃されてきた、限りなく「グレーゾーン」に位置している発達障害であることが判明するケースがあります。これが『大人の発達障害』なのです。

 

時々『大人の発達障害』についての誤った認識として、『(幼少時は何の問題もなく)大人になってから発達障害になった』という誤解をされている方がいらしゃられますので、その点は注意が必要でしょう。

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