月経前症候群

月経前症候群(PMS)

 

月経前症候群(premenstrual syndrome;PMS)は、月経前緊張症(premenstrual tension)とも呼ばれています。
月経前の3~14日間に消失するものを呼びます。

 

周期的に出現する不快な症状により、日常生活に支障が出てくることもあり、女性にとっては大きな問題であると言えるでしょう。
ある調査では、月経のある女性の70%に何らかの症状が見られ、5~40%は症状が強く、日常生活にも影響が出ていると報告されています。

 

月経前症候群は、心と身体の両面に症状が現れてきます。
身体症状の出現の方が多いですが、辛いのは精神症状であり、影響はこちらの方が大きいと言えます。
精神症状としては、抑うつ気分、憂うつ感、抑制しがたい怒りの感情、イライラ、不安感、混乱した気分、引きこもり等が現れます。
身体症状としては、頭痛、むくみ(浮腫)、便秘、嘔気、下腹痛、腹部膨満感、乳房痛、不眠等が現れます。
また、月経前症候群(PMS)の中でも、特に症状が激しいものは、月経前気分不快障害(premenstrual dysphonic disorder:PMDD)である可能性も考えられます。



PMSの諸症状
抑うつ・憂うつ感、不安、イライラ・怒りの気分、混乱、引きこもりたい、頭痛、むくみ、便秘、吐き気、腹痛、眠れない

月経前症候群(PMS)の治療とは?

 

月経前症候群(PMS)の治療法には、大きく2種類があります。
ひとつは、心理療法に代表される「非薬物療法」であり、もう一つは「薬物療法」です。

 

非薬物療法としては、症状の発症の理解といった「心理教育」、食事や運動等の生活習慣の改善、呼吸法等に代表される「リラクゼーション法」の導入、そして心理療法といったものが存在し、PMSの症状がそれほど重くない方には効果的であると言われています。

 

薬物療法としては、漢方薬向精神病薬、SSRI等の薬物の有効性が認められており、 PMSの症状の重い方には、薬物療法による処方が行われます。

 

月経前症候群(PMS)は、治療することで、症状が緩和し、日常生活や社会生活のQOLを高めることが出来ます。
当院は、心療内科であると同時に漢方内科でもありますので、漢方薬の専門医が、患者様のお一人おひとりの体質に合った処方を行ないます

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