『ひきこもり』-家族は「待てばいいの?」「押せばいいの?」‐その③【JR五反田駅西口出てすぐの心療内科・精神科 Jメンタル五反田駅前クリニック】

前回に引き続き、「待つ時期」についてお話します。


前回は、ひきこもりの状態になっている方は共通して『人との関係の中で何らかの傷つき体験』があり、

傷つき体験からの回復が必要なため、ご家族には待っていただく期間があるとお伝えしました。

回復期は、ご本人は休養と、場合によっては服薬やカウンセリングなどの治療に時間を費やすことになります。

そして、ご家族には安心して回復できる、家庭の環境作りを行っていただきます。

 

とはいえ、『自室からほとんど出て来ない』『声をかけると険しい顔をされる』等々の

本人から拒絶の反応が返ってくると、

「何を言っていいかわからない」そもそも「話しかけていいものか」と悩まれ、

どう行動していいか分からず、お互いに口を利かず数年が経っているご家族はたくさんいらっしゃいます。

この時期の対応は本当に難しく、繊細な判断が必要になります。

ご家族だけでは、傷つき、疲弊され、継続的に関わっていくことが困難になります。

 

「完全に適切な答え」を見つけ出すことはできませんが、

今より少しでもご本人・ご家族、双方にとって「負担が軽くなる」方法はきっとあります。

「何をやればいいかわかりません」からで構いませんので、第三者と一緒に考えて行きませんか。

 

Presented by.Jメンタル五反田駅前クリニック(精神科・心療内科・漢方内科)