クリニックブログ

2020.05.09更新

ゴールデンウィークが明けましたが、まだまだ新型コロナウィルスの収束へは予断を許さない状況が続いています。

「新型コロナ状況下に負けないメンタルヘルスの維持」、本日は第9回目です。

 

こういった状況下であってもなくとも、私達は普段、様々なニュースや情報に曝されています。

テレビは勿論のこと、外出先でもスマートフォンで簡単に情報を検索することが可能です。

情報を取集することが一見すると良いことのように感じられますし、

実際その恩恵も多々あることでしょう。

しかし、「メンタルヘルスの維持」という観点から言うと、

恩恵ばかりとは言いかねる面もあることを知っておいて頂きたいと思います。

 

実は、ニュースで扱われる内容は、一般的に「ネガティブな話題」の方が「ポジティブな話題」よりも多いのです。

特に現在の緊急事態宣言化では、毎日のように「新型コロナウィルス」に関する話題を扱っています。

そして、ネガティブなニュースばかりを入れてしまうと、

今度は自分自身の気持ちや心もネガティブな方向に引っ張られていってしまうことが最大の問題でしょう。

実際に、皆様の周りやご家族にも、

「新型コロナウィルスの話題ばかりで、何だか気が滅入ってきた」といった方は少なくはないでしょう。

 

決してニュースを見たり、情報を集めたりすることを否定している訳ではありません。

ここで大切なことは、ニュースや情報に心を晒す時には、よく考えて選んで頂きたい、ということです。

特に、「ながら」や「時間つぶし」で何となくみてしまうことは意識的にセーブされた方がよいでしょう。

 

朝と夜、2回決まった時間にニュースを見たり、情報を仕入れたりするだけでも、実は充分に事足りるのです。

そのことをぜひ体感してみて下さい。そうすると、いつの間にか、

必要以上に不安に駆られたり、焦ったりする気持ちが徐々に軽減していることにきっと気がつくことでしょう。

 

Preseted by. Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科)

スマホ

 

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

2020.05.02更新

新型コロナ状況下に負けないメンタルヘルスの維持第8回目の内容は、

「レジリエンスマッスルを鍛えてみましょう」です。

 

新型コロナが発生する前より、近年盛んに話題に上がることが増えたトピックとして、

「ストレス耐性」「レジリエンス」「心的外傷後成長」といった言葉が挙げられます。

これらは目まぐるしい変化やストレス下において、私達がいかにして、

「(ストレスに)折れない・負けない心」を作っていけばよいのか、といったテーマの際に

度々用いられてこられた概念です。

ある意味では、新型コロナウィルスの発生という滅多にないストレス状況下である今現在

これら3つの概念は大きな意味を持ってくるでしょう。

本日はこの3つの中の「レジリエンス」という概念と、

その「レジリエンス」を鍛えるためにできること(レジリエンスマッスル)

お伝えしていこうと思います。

 

まず「レジリエンス」ですが、心理学においては、

「逆境やトラウマ等、大きなストレスの原因に直面した際に、適応するプロセス」と定義されています。

風が吹いた時に、大木は折れてしまいますが、柳や竹はゆらゆらと吹かれて折れないしなやかさがある。

このような「ストレスに遭遇しても元に戻ろうとするしなやかな心の在り方」と捉えても良いでしょう。

 

そして、「レジリエンスマッスル」ですが、イローナ・ボニウェル博士によると、

レジリエンスは筋肉(=マッスル)のように鍛えることができるとし、

「IHAVE」「I AM」「I CAN」「I LIKE」の4つのことを「レジリエンスマッスル」と呼びました。

例えば、「I HAVE」ですが、

「自分のサポーターとなってくれる人、過去に大変お世話になった人を思い浮かべてみましょう。

  喜びや感謝、安らぎや愛情、希望を感じた場面等を思い出してみましょう」

というイントロダクションから、自分の過去から現在に至るまでをじっくり振り返ってみます。

紙に書きだしていってもよいでしょう。

こういった作業を通じて、例えストレス状況下にあっても、決して自分は独りではないこと、

様々な人々、グループ、コミュニティ等に支えられていることに気づけるのです。

 

本日は「I HAVE」いてをご紹介させて頂きました。

ぜひ時間が沢山あるゴールデンウィークにこそ、実践してみて頂きたいワークの一つです。

 

Presented By.Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科)

リボン

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

2020.05.02更新

新型コロナ状況下に負けないメンタルヘルスの維持、本日は7回目です。

本日のテーマは「“許す”」ということについてです。

 

私たちは現在の様々な制限が課されている状況であったり、

そのような中での職場や学校の対応であったりについて、

大なり小なりイライラした気持ち・苛立ち・憤りを感じてはいないでしょうか?

そんな時、ぜひ実践して頂きたいのが、その苛立ちやイライラを引き起こした状況であったり、

人物であったり、組織であったりに対して、“許す”という気持ちを持つことです。

 

これだけ聞くと、「何で辛い目にあっている自分の方が折れて、相手(対象)を許さなくてはいけないのだ」

という気持ちや思いを持たれる方は多々いらっしゃられることでしょう。

皆さんを不当に扱ったり、辛い思いをさせた相手(対象)を“許す”という行為は、

無私や滅私の行為というより(勿論そういった側面もありますが)、

実は、自分の為に行なっている利己的な行為もあるのです。

 

自分を苛立たせた相手(対象)をずっと許さないでいる、とうことは、

ある意味では、の相手や対象のことをずっと頭の中で考えている、ということに他なりません。

即ち、その相手や対象に心を占拠されているといっても過言ではないでしょう。

私たちが、どうしてこの状況下がこれほど辛いのか、その理由の一つは、

「常にコロナのことが頭から離れないでいる」という側面はないでしょうか。

 

ですので、もし何かや誰かに対して、イライラや憤りを感じているのであれば、

それはそのことについてを、自ら積極的に背負ってしまっていることに他なりません。

そのことへ“許し”を行なうこともうそのことは考えまいとすること)は、

“許し”を行なった皆さん自身の心を軽くし、

もっと自分が本来大切にしたい価値感や相手に対して注ぐエネルギーへと変えることが出来るのです。

 

Presented by. Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科)

こころ

 

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

2020.05.01更新

Jメンタル五反田駅前クリニックの2020年ゴールデンウィーク期間の診察についてお知らせを致します。

 

☆5月2日(土):通常の土曜日の診療時間での診察・カウンセリング等を行なっております。

☆5月3日(日)・5月4日(月)・5月5日(火)・5月6日(水):休診日です。

☆5月7日(木)~:通常時間での診察・リワーク・カウンセリングになります。

 

当院は日曜・祝日以外は診察を行なっております。

皆様のご周知の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

Presented by.Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・漢方内科・精神科

こいのぼり

投稿者: 医療法人社団ヘルメス会Jメンタル五反田駅前クリニック

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