新型コロナの状況下に負けないメンタルヘルスの維持、本日はシリーズ4回目です。
本日ご紹介するのは『マインドフルネス』についてです。
『マインドフルネス』という言葉を聞かれたことがある方は多いかと思います。
『マインドフルネス』とは、心のコントロール法の一つでもあり、
日本の仏教の中の『瞑想』が、アメリカで宗教色を拝した形で普及し、
様々なグローバル企業がこの『マインドフルネス』を従業員への教育プログラムに取り入れたことで、
一気に世界的な広がりをみせました(特にgoogleが取り入れたことで一気に有名になりました)。
『マインドフルネス』は、一言でいうと、
『今ここで起こっていることに集中し、自分が感じている感情や思考を、判断せずに、冷静に観察している心の状態のこと』です。
『マインドフルネス』を和訳すると、『念』という言葉になります。
『念』は『今・心』と書くわけですから、『今ここに集中する』という意味が込められています。
過去への後悔、未来への不安はいったん脇に置き、『今ここ』に心を集中して幸せを味わうことだと言われています。
また、『今ここ(here and now)』という概念は、心理学において非常に重要な考え方の一つともされています。
因みに、過去への後悔や未来への不安に囚われてしまい、
『今ここ』を考えられなくなってしまっている状態のことを『マインドレス』と言います。
『マインドフルネス』には様々なやり方がありますが、中でも、私たちの日常生活に取り入れやすいやすい方法として、
『マインドフル・イーティング』というものがあります。
食事をする時、何かを味わう時、私たちの五感をフルに使って味わう方法です。
温かいお茶をゆっくり飲む時にも使えます。
そして、その美味しさをゆっくりじっくりと味わうことで、
日頃の皆様が見逃していた“何か”に気がつくことが出来るかもしれません。
Preseted By. Jメンタル五反田駅前クリニック(心療内科・精神科・漢方内科)